日焼け止め化粧品に必ず表記されている「SPF」と「PA」。
そして、肌に優しいと言われる「ノンケミカル」の日焼け止め。
今回は、次の3つについて調べてみました。
①SPFの数値は何を表しているの?
②PAってなに?
③ノンケミカルの日焼け止めは何が違うの?
日焼け止め化粧品を購入する前に、これだけは知っておきたい情報です。
①SPFの数値は何を表しているの?
SPFは、UVB(ultraviolet B:紫外線B波)をカットする効果を表しています。
UVBは、主に肌の表面に影響を及ぼします。
紫外線B波を浴びると、肌が炎症を起こして日焼けの原因となったり、肌を守ろうとしてメラニン色素が大量に作られるため、しみやそばかすが増える原因となります。
SPFの数字は、日焼け止め効果が持続する時間を表しています。
具体的には、サンバーン(肌が炎症を起こして赤くなる状態)を引き起こすまでの時間を
何倍に伸ばせるかを表しています。
サンバーンを引き起こすまでの時間は人によって異なりますが、大体10~20分と言われます。
例えば、15分でサンバーンを引き起こす人が、SPF10の日焼け止めを塗ると、15×10=150で、150分後にサンバーンを引き起こすことになります。
つまり、日焼け止め効果が2時間30分持続するという意味になります。
SPF50であれば、日焼けしやすい人でも、10×50=500で、8時間20分日焼け止め効果が持続する計算になります。
②PAってなに?
PAは、UVA(ultraviolet A:紫外線A波)をカットする効果を表しています。
PAは「+」の数(1~4)で表示され、「+」の数が多い程、UVAをカットする効果が高くなります。
UVAが怖いのは、日焼けするわけではないので、実感がないところです。
UVAは、雲やガラスなども通り抜けるため、曇りの日や室内にも届き、更に肌の奥深くまで届きます。
その結果、色素沈着を起こし、しみの原因となったり、繊維組織を破壊して弾力の低下を招き、しわやたるみの原因となります。
UVAは、急激な日焼けは引き起こしませんが、蓄積されることで肌の老化を招きます。
また、比較的涼しい朝晩も日中とほぼ同じ量のUVAが空気中に存在し、冬でも一定量降り注いでいます。
③ノンケミカルの日焼け止めは何が違うの?
日焼け止め成分には、「紫外線反射剤」と「紫外線吸収剤」の2種類あります。
紫外線吸収剤は紫外線を吸収して化学変化を起こすため、肌に負担がかかり、肌荒れを引き起こすことがあります。
SPFの高い日焼け止めは、この紫外線吸収剤を含んでいるものが多いです。
「ノンケミカル」と表示されている日焼け止めは、肌荒れを起こしやすい紫外線吸収剤を含んでいません。
ですから、肌が弱い方は「ノンケミカル」とか「紫外線吸収剤フリー」と表示された日焼け止めを選ぶといいです。
日焼け止めはSPFの数値が高くなるほど紫外線をカットする効果が高くなりますが、その分、肌への負担も大きくなります。
肌の弱い方は、SPFの数値が低い日焼け止めを塗って、こまめに塗りなおすといいです。
また、日焼け止めを塗るときは、美容液などでしっかり保湿ケアした上に塗るようにしましょう。
日焼け止め化粧品も、最近は美容成分を多く含み、肌荒れしにくくなったと言われます。
また、紫外線だけでなく、赤外線やブルーライトをカットしたり、PM2.5などの大気汚染物質による肌荒れを防ぐことを謳った日焼け止め化粧品も発売されています。
いろいろ調べて、自分にぴったりの日焼け止め化粧品をみつけたいですね。
また、一般的なパウダーファンデーションにも紫外線を防ぐ効果があると言われます。
日差しが強くなければ、パウダーファンデーションを塗るだけでも肌を紫外線からある程度守ることができます。
逆に日差しが強い日や、長時間屋外にいるときは、日焼け止めの上にパウダーファンデーションをしっかり塗って、汗をかいたら面倒でも日焼け止めやパウダーファンデーションを塗りなおした方が確実に紫外線を防ぐことができます。
5年後、10年後のシミ、しわ、たるみは、今の生活が原因となって作られます。
いつまでも若々しい肌でいられるように、気を付けたいですね(#^.^#)
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